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ビニールカーテンの種類と効果

コスト 使い易さ 大型化 屋外
ビニールカーテン
ノレン式カーテン
パイプ入りカーテン
ジャバラカーテン
シートシャッター × ×
巻き上げ式カーテン ×

一口にビニールカーテンと言っても多くの種類と特徴に応じた向き不向きがあります。
上記表は各カーテンを簡易的に評価したものです。~×の4つのランクで評価しましたが、評価が×であってもオプションや施工方法を工夫することにより、使い勝手のよいものとなる可能性もあります。
下記に各カーテンの特徴をより詳しく説明致しますので、参考にしてください。



ビニールカーテンの特徴

生地に透明性があり、外部から内部の様子が分かるため、工場等に多く使用されています。特に生地内部に格子状の糸が張り巡らされたカーテンは薄くても丈夫で、厚みが0.5mm以上の生地であれば、外部での使用にも耐えます。

生地自体が軽いため風には弱く、下部にウェイト用チェーンを入れることである程度の揺れ止めにはなりますが、強い風が吹く場所には向いていません。

製品が軽いため、一般カーテン用のレール、ランナーを使用することができます。レールの代用品としてワイヤーを使用することで、さらにお値打ちにできます。

ミシンの他に熱圧着(ウェルダー加工)が可能なため、繋ぎ目でも高い強度を保つことができます。その加工性の良さから、大型のカーテンも作製することができますが高さのある場合には先導パイプなしでは開け閉めに難があります。


ノレン式カーテンの特徴

ノレン式カーテンは通常のビニールシート材よりも厚い(1mm以上)短冊状のビニールを重ねた構造を持ち、商品名であるタカシート・ストリップカーテン等の名前で広く普及しています。

ノレンと同様に出入りに手を使う必要がないため、両手に物を持ったまま、フォークリフトに乗車したまま出入りをすることができます。このため出入りの多い搬入口等に多く使用されています。

カーテン自体にある程度の重みがあるため、多少の風では大きく揺れることがなく、内部へホコリや虫の侵入を許しません。人が強いと感じるぐらいの風量になると、カーテン以外の重さがないため、風に耐えきれず防塵・防虫の役割を果たすことはできません。

厚手の生地を熱で裁断を行う特殊な加工や、専用の金具類が必要となるため、ビニールカーテンと比べると割高になりますが、屋内や出入り口の内部に設置すると開け閉めの手間が省け作業効率は確実にあがりますので、出入りの多い出入り口には特にお薦めです。


パイプ入りカーテンの特徴

風に弱いビニールカーテンの弱点を補うため、1m弱のピッチで芯材を配置しています。芯材下部の落しピンが曲がるほどの強い風でない限り、内部へと風が吹き込む心配がないため、大型の開口が必要なテントハウスの入り口や有効高さが高い荷捌き場の四方に使用されています。パイプ入りカーテンの他、芯材カーテンとも呼ばれています。

芯材が入っているため、背の高いカーテンであっても開け閉めはしやすいですが、先導と次のパイプを交差させたバーで繋ぐことで、最初のスパンが直線に固定されるのでさらにスムーズに開閉させることができます。

風の力がレールと落しピンに集中して加わるため、ビニールカーテンよりも丈夫なレールを使う必要があります。落しピンも芯材一本一本に取り付けるため、ビニールカーテンと比べるとコスト面で劣る部分がありますが、工場や倉庫の出入り口に設置するのであれば、パイプ入りカーテンなどの強度の優れた製品がお薦めです。


ジャバラカーテンの特徴

パイプ入りカーテンはパイプ同士が独立しているため、パイプを支持するレールと落しピンに力が集中する欠点がありました。ジャバラカーテンの場合、隣り合ったパイプどうしを交差させたバーで連結しているため、カーテン全体で受けた力を等しく一本一本のパイプに配分でき、過度な力の集中による破損を防ぐことができます。

開け閉めの際にも、力の伝達が生地を通してだけではなく、交差バーを通じて行われるので、スムーズに開閉を行うことができます。

パイプ入りカーテンに比べ、加工に時間がかかるため、コスト面で高くなりますが、特に風の強い場所や大型の間口を取りたい出入り口にはお薦めのカーテンです。


シートシャッターの特徴

カーテンとは呼べませんが、シートシャッターも出入り口として頻繁にお話をいただいております。メーカー製品のため間口、高さに制限がありますが、金属製のシャッターと比べ静かな動作や、高速開閉により作業効率の向上を実現することができます。

弊社では各社のシートシャッターを取り扱っておりますが、それ以外にも製造ラインに組み込み可能な小型シートシャッターも協力会社と共に提供をしております。


巻き上げ式カーテンの特徴

10年ほど前のテントハウスの出入り口としてよく採用された出入り口の形式で、弊社でも張替の際に製作をさせていただいております。カーテンの下部に水平に取り付けたパイプがおもりとなり、このパイプをロープで上下させることにより開閉を行うことができます。カーテンと出入り口の間に隙間ができてしまうため、テントハウスの場合藤編みという特殊なロープの結び方により隙間をなくす仕様となっています。


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